Office Lady
正直、男とかそういうのどうでもいい。
ただ、幸せなら別にいいんじゃないかな、ってかんじ。
ま、別に?そんなもんいなくても、人生やっていけるし?みたいな。
なんでもポジティブに。開き直っていこう。
・・・だからダメなのかなぁ。
私は、溜め息をつく。
確かに独り身は寂しいけど、別に嫌な訳じゃない。
たまにカップルとか見かけるけど、そういうの見ても何とも思わないし。
でも、なんか独り身だと乗り遅れてるかんじがする。
私は、『はて?」と思い、立ち止まる。
あれ?あたし、男欲しいとか思ってる??
いや、確かに思うけど自分で見つけようとは思わない。
そこら辺に落ちてれば拾うけど。みたいな?
落ちてなかったら、別にいいや。みたいな?
そんな感覚だよねぇ。
ん?それとも、あたしが落ちてんの?
あたしが拾われるの待ってんのかなぁ?
捨てられた子犬みたいに?
いやいや、捨てられた子犬はないでしょ。
ふと、視線を感じ、横を見る。
するとそこには、段ボールに入った一匹の子犬が、寂しそうにこちらを見ていた。
「・・・・・・・・・わぉ」
ほんとに落ちてるよ子犬。
たぶん捨てられたんだろうなぁ。
私が見つめてると、子犬はこちらを見てしっぽを左右に振る。
うわ、なんかあいつ絶対に期待してるよ。
拾ってくれるとでも思ってんのかな・・・。
あー、ダメダメ。そんな目で見ても拾わないから。
世話とかめんどくさそうだし。
悪いな子犬、他をあたってくれ。
さらばだ。
心の中で話しかけ、再び歩き出すと、子犬は待ってとでも言うように吠えた。
「キャン、キャン!!」
私は立ち止まり、くるりと振り向くと、子犬はまた寂しそうに見つめてきた。
おいおい、やめてくれ。
頼むからそんな目で見つめるな。
まるであたしが悪者みたいじゃんか。
じっと見つめると、子犬もじっと見つめてきた。
私はすこし考え、子犬の方に歩み寄り、心の中で話しかける。
私と来る?
「ワン!」
子犬は、「YES」とでもいうようにひとつだけ吠えた。
「・・・・・・・・・わぉ」
ただ、幸せなら別にいいんじゃないかな、ってかんじ。
ま、別に?そんなもんいなくても、人生やっていけるし?みたいな。
なんでもポジティブに。開き直っていこう。
・・・だからダメなのかなぁ。
私は、溜め息をつく。
確かに独り身は寂しいけど、別に嫌な訳じゃない。
たまにカップルとか見かけるけど、そういうの見ても何とも思わないし。
でも、なんか独り身だと乗り遅れてるかんじがする。
私は、『はて?」と思い、立ち止まる。
あれ?あたし、男欲しいとか思ってる??
いや、確かに思うけど自分で見つけようとは思わない。
そこら辺に落ちてれば拾うけど。みたいな?
落ちてなかったら、別にいいや。みたいな?
そんな感覚だよねぇ。
ん?それとも、あたしが落ちてんの?
あたしが拾われるの待ってんのかなぁ?
捨てられた子犬みたいに?
いやいや、捨てられた子犬はないでしょ。
ふと、視線を感じ、横を見る。
するとそこには、段ボールに入った一匹の子犬が、寂しそうにこちらを見ていた。
「・・・・・・・・・わぉ」
ほんとに落ちてるよ子犬。
たぶん捨てられたんだろうなぁ。
私が見つめてると、子犬はこちらを見てしっぽを左右に振る。
うわ、なんかあいつ絶対に期待してるよ。
拾ってくれるとでも思ってんのかな・・・。
あー、ダメダメ。そんな目で見ても拾わないから。
世話とかめんどくさそうだし。
悪いな子犬、他をあたってくれ。
さらばだ。
心の中で話しかけ、再び歩き出すと、子犬は待ってとでも言うように吠えた。
「キャン、キャン!!」
私は立ち止まり、くるりと振り向くと、子犬はまた寂しそうに見つめてきた。
おいおい、やめてくれ。
頼むからそんな目で見つめるな。
まるであたしが悪者みたいじゃんか。
じっと見つめると、子犬もじっと見つめてきた。
私はすこし考え、子犬の方に歩み寄り、心の中で話しかける。
私と来る?
「ワン!」
子犬は、「YES」とでもいうようにひとつだけ吠えた。
「・・・・・・・・・わぉ」