ファイヤークイズ午後の部
「なんでそんなこと――」
「金が必要だったからに決まってんだろ!」
言葉の途中で一真に怒鳴られ、あたしは黙り込んだ。
お金が必要だったからって、どうして犯罪に手を染めるのかわからなかった。
最初のクイズにあった通り、この学校ではアルバイトは禁止されていない。
お金を稼ぐことはできたんだ。
「もしかして、急な出費?」
ふと気がついてあたしは言った。
怪我とか入院とかで急な出費があったとすれば、納得できる。
でも、その場合は両親がどうにかしてくれるはずだ。
それならなぜ……?
「ゴチャゴチャうるさいなぁ」
友香の言葉によって、あたしの思考回路は停止した。
友香の妊娠……。
あぁ、そういうことなんだ。
「金が必要だったからに決まってんだろ!」
言葉の途中で一真に怒鳴られ、あたしは黙り込んだ。
お金が必要だったからって、どうして犯罪に手を染めるのかわからなかった。
最初のクイズにあった通り、この学校ではアルバイトは禁止されていない。
お金を稼ぐことはできたんだ。
「もしかして、急な出費?」
ふと気がついてあたしは言った。
怪我とか入院とかで急な出費があったとすれば、納得できる。
でも、その場合は両親がどうにかしてくれるはずだ。
それならなぜ……?
「ゴチャゴチャうるさいなぁ」
友香の言葉によって、あたしの思考回路は停止した。
友香の妊娠……。
あぁ、そういうことなんだ。