ファイヤークイズ午後の部
周囲は炎に囲まれているし、全員拘束されている。
それらを確認した男は浩二の言っていることが本当だと感じたのだろう。
真っ青になって押し黙ってしまった。
《正解です!》
アナウンスが短く答える。
まるで、この場でのやりとりを邪魔しないように配慮したように感じられた。
「浩二のバイトってなに? 個人情報を流すこと?」
そう言ったのは友香だった。
一真と同じようなことをやっていたとすれば、ステージ上の男も含めて犯罪者ということになる。
「違う。詐欺だ」
「おい、浩二!!」
男が顔を上げて怒鳴る。
しかし、浩二は気にしている素振りは見せなかった。
それらを確認した男は浩二の言っていることが本当だと感じたのだろう。
真っ青になって押し黙ってしまった。
《正解です!》
アナウンスが短く答える。
まるで、この場でのやりとりを邪魔しないように配慮したように感じられた。
「浩二のバイトってなに? 個人情報を流すこと?」
そう言ったのは友香だった。
一真と同じようなことをやっていたとすれば、ステージ上の男も含めて犯罪者ということになる。
「違う。詐欺だ」
「おい、浩二!!」
男が顔を上げて怒鳴る。
しかし、浩二は気にしている素振りは見せなかった。