【コミカライズ】黒騎士様から全力で溺愛されていますが、すごもり聖女は今日も引きこもりたい!
目を瞬かせるルルに、アンジェラは大声で詰め寄る。
「ふつうの騎士は、主人にケーキを『あーん』しないし、昼寝のあいだも付きっきりで膝枕いないし、お姫様だっこで移動させないし、良い本を渡してどさくさまぎれに添い寝したりしねえんだよ!!」
考えてみれば、ノアはちょっとだけ過保護な気もする。
ルルが「無理してお世話してない?」と尋ねると、ノアは真剣な顔で「当たり前のことをしているだけです」と答えた。
「次の聖王になられる方を、大事に扱っているだけですよ」
「これが当たり前だそうよ、アンジェラ。わたしを思いやってくれてありがとう、ノア」
「感謝すな! 洗脳されてるぞ、ルルーティカ!!」
アンジェラは、ルルをノアから離すと毛虫のようにしっしと追った。
「このままじゃ、王女らしい振る舞いもできなくなっちまう。もうすぐ晩餐会もあるっていうのに、巣ごもりが生きがいの変人だって、ボロが出たらどうするんだよ!」
「ふつうの騎士は、主人にケーキを『あーん』しないし、昼寝のあいだも付きっきりで膝枕いないし、お姫様だっこで移動させないし、良い本を渡してどさくさまぎれに添い寝したりしねえんだよ!!」
考えてみれば、ノアはちょっとだけ過保護な気もする。
ルルが「無理してお世話してない?」と尋ねると、ノアは真剣な顔で「当たり前のことをしているだけです」と答えた。
「次の聖王になられる方を、大事に扱っているだけですよ」
「これが当たり前だそうよ、アンジェラ。わたしを思いやってくれてありがとう、ノア」
「感謝すな! 洗脳されてるぞ、ルルーティカ!!」
アンジェラは、ルルをノアから離すと毛虫のようにしっしと追った。
「このままじゃ、王女らしい振る舞いもできなくなっちまう。もうすぐ晩餐会もあるっていうのに、巣ごもりが生きがいの変人だって、ボロが出たらどうするんだよ!」