【コミカライズ】黒騎士様から全力で溺愛されていますが、すごもり聖女は今日も引きこもりたい!
「私は、使わないものを必要な人の手に渡しただけ」
「だからって、寝間着三枚でどうやって暮らすんですか」
「寝間着って言わないで。これはネグリジェ! 私は基本的に祈りの部屋から出ないし、丸まって眠るだけだから三枚もあれば十分なの!」
毛布をつかんで立ち上がったルルは、麻袋から金貨を一枚取りだしてノアの手に握らせた。
「これをあげるから黙って。誰がなんと言おうと、巣ごもり生活をやめる気はありませんから」
そう言って、毛布をかき合わせる。
ノアは、指を開いて金貨をじっと見つめたあとで、視線をあげた。
「巣ごもり生活は否定しません、が……」
「なによ。もう聞かないったら」
「その毛布、汚いですよ?」
「そうだった!」
お気に入りの毛布は洗濯されることになった。
たかが布一枚、されど布一枚。はぎとられたルルは完全に無防備だ。
「だからって、寝間着三枚でどうやって暮らすんですか」
「寝間着って言わないで。これはネグリジェ! 私は基本的に祈りの部屋から出ないし、丸まって眠るだけだから三枚もあれば十分なの!」
毛布をつかんで立ち上がったルルは、麻袋から金貨を一枚取りだしてノアの手に握らせた。
「これをあげるから黙って。誰がなんと言おうと、巣ごもり生活をやめる気はありませんから」
そう言って、毛布をかき合わせる。
ノアは、指を開いて金貨をじっと見つめたあとで、視線をあげた。
「巣ごもり生活は否定しません、が……」
「なによ。もう聞かないったら」
「その毛布、汚いですよ?」
「そうだった!」
お気に入りの毛布は洗濯されることになった。
たかが布一枚、されど布一枚。はぎとられたルルは完全に無防備だ。