君がくれた青空
一歩を踏み出した日。
10月の終わり。
秋季大会で初戦負けしたうちの学校のチームは
大会後、初の練習試合だった。
試合前の空き時間。
たまたま居合わせたキャプテンが
相手高校だった白波学園について
私に少し話してくれた。
「あそこの学校とうちだったら互角だ。
でも多分敗因は、チーム力だと思う。
うちも技術力がないわけじゃない。けど、
一人一人の技術があっても仲間の信頼が
ないチームは意味がない。
俺には多分まだその力がないのかもな。
相手の主将はすごいよ」
白波学園。
同じ地区にある強豪校。
うちに初戦で勝った後、ベスト16まで
進んだところだ。
私は、キャプテンの話を聞いていながら
久しぶりに見る野球に緊張していた。
しかもその姿を撮るなんて。
一眼を持つ手が震えた。
でもシャッターを押した瞬間。
私は光を感じた。
10月の終わり。
秋季大会で初戦負けしたうちの学校のチームは
大会後、初の練習試合だった。
試合前の空き時間。
たまたま居合わせたキャプテンが
相手高校だった白波学園について
私に少し話してくれた。
「あそこの学校とうちだったら互角だ。
でも多分敗因は、チーム力だと思う。
うちも技術力がないわけじゃない。けど、
一人一人の技術があっても仲間の信頼が
ないチームは意味がない。
俺には多分まだその力がないのかもな。
相手の主将はすごいよ」
白波学園。
同じ地区にある強豪校。
うちに初戦で勝った後、ベスト16まで
進んだところだ。
私は、キャプテンの話を聞いていながら
久しぶりに見る野球に緊張していた。
しかもその姿を撮るなんて。
一眼を持つ手が震えた。
でもシャッターを押した瞬間。
私は光を感じた。