【短編】あなたの代わりに死ぬはずだった
~ あなたへ ~
今でも時々思うんだ

神様の手違いで
あなたが選ばれたのかも

本当は、私が代わりに
死んでいたのかも




それでも私は生きている

あなたに褒められる人生を
目指すね




もし、私が使命を果たし
あなたに会う日がきたら

あなたに笑って話せる
私だけのオリジナルの人生を

あなたが退屈しないように

まるで
あなたが体験したかのように
細かく山あり谷ありの人生を
全部話すから聞いてよね

そして、一緒に
お腹を抱えて笑おう




あの日のように……



あなたの親友より
心を込めて



― END ―


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