禁忌は解禁される
「七夜様、そろそろ……」
七夜の部下が、耳打ちする。
「あぁ…
すみません、仕事あって……
今晩、一緒にお食事しませんか?
もっと…一颯…さんと話がしたい……」
「はい」
「………」
「七夜、さん…?」
なかなか頬を撫でていた手を離さず、その場を離れようとしない七夜。
「参ったな……」
「え?」
「ここ…離れなくない……
一颯と離れたくない……」
「七夜さん…」
「すみません、急に呼びすてなんて……
ただもう…一度会って触れたら……止まらない…
ずっと、待ってたから……」
一颯が七夜の大きな手を握る。
「お食事、楽しみにしてます。
お仕事、頑張って下さい」
フワッと笑って、七夜を見る。
「あと、呼びすてで構いませんよ。七夜さん」
「フフ…一颯には、敵わないな(笑)」
一颯の手を握り返し、その手にキスをしてその場を去った。
一颯はその後ろ姿をただ、見つめていた。
「ねぇ…」
戻ってきた井田に声をかける。
「はい」
「夕食のこと、颯天に…言わないで……
お願い……」
井田を見上げる、一颯。
「え?どうしてですか?」
「理由は聞かないで?」
「……では、組長にはだけお伝えしましょう」
何かを察したのか、井田は微笑み言った。
「いいの?」
「はい、俺達は姫の味方です」
「ありがとう」
ニコッと笑う、一颯。
「いえ////」
そんな一颯の笑顔に、井田は顔を赤くするのだった。
七夜の部下が、耳打ちする。
「あぁ…
すみません、仕事あって……
今晩、一緒にお食事しませんか?
もっと…一颯…さんと話がしたい……」
「はい」
「………」
「七夜、さん…?」
なかなか頬を撫でていた手を離さず、その場を離れようとしない七夜。
「参ったな……」
「え?」
「ここ…離れなくない……
一颯と離れたくない……」
「七夜さん…」
「すみません、急に呼びすてなんて……
ただもう…一度会って触れたら……止まらない…
ずっと、待ってたから……」
一颯が七夜の大きな手を握る。
「お食事、楽しみにしてます。
お仕事、頑張って下さい」
フワッと笑って、七夜を見る。
「あと、呼びすてで構いませんよ。七夜さん」
「フフ…一颯には、敵わないな(笑)」
一颯の手を握り返し、その手にキスをしてその場を去った。
一颯はその後ろ姿をただ、見つめていた。
「ねぇ…」
戻ってきた井田に声をかける。
「はい」
「夕食のこと、颯天に…言わないで……
お願い……」
井田を見上げる、一颯。
「え?どうしてですか?」
「理由は聞かないで?」
「……では、組長にはだけお伝えしましょう」
何かを察したのか、井田は微笑み言った。
「いいの?」
「はい、俺達は姫の味方です」
「ありがとう」
ニコッと笑う、一颯。
「いえ////」
そんな一颯の笑顔に、井田は顔を赤くするのだった。