禁忌は解禁される
「はぁーい」
と声がしてドアが開き、ひょこっと顔を出した一颯。
「井田くん?
え…?七夜さん?」
「お待たせ。一颯」
「嘘…ごめんなさい!まさか、七夜さんだと思わなくてこんなラフな格好……
ちょっと待っててください!すぐ着替え━━━━━」
気づけば、七夜に抱き締められていた。
「ほんと、狡いなぁ…
どんどん、僕の心を奪ってく……」
「あの…七夜、さん…?」
「………その汚ねぇ腕…離せよ…!」
「え?颯天……なんで?」
「姉ちゃん、帰ろ?」
颯天の微笑みが、逆に恐ろしい。
「颯天、私今日七夜さ…一樹さんとお食事して帰るから、先帰って!」
「そうなんだ~」
「……うん…」
「━━━━━━って言うと思ってる?
言ったよね、俺は認めないって!」
「颯天…」
「颯天…くんだよね?君」
「あ?」
「僕は一樹 七夜。君の“お姉さん”のお見合い相手だよ。
よかったら、君も一緒に食事どう?
ここのレストラン…結構人気なんだよ?
三ツ星だしね!」
「あの、颯天に血が繋がってないことは言わないで下さい!そんなこと颯天が知ったら………
あと…颯天とのこと、町野くん達にも言わないでください!お願いします!!」
「大丈夫。わかってますよ」
他に客のいないレストランに颯天達三人だけでいる。
七夜の意向で町野達部下は、店の外に待機している。
「どうして、他にお客さんいないんですか?」
「ゆっくり一颯と颯天くんと話したかったから、少し貸し切りにしたんです」
「一颯を呼びすてにするな!」
颯天がテーブルをガン!!と蹴り言った。
「なぜ?
お姉さんは君のモノだから?」
七夜は特にビビることもなく、頬杖をついて颯天を見て言った。
「は?お前………!!」
と声がしてドアが開き、ひょこっと顔を出した一颯。
「井田くん?
え…?七夜さん?」
「お待たせ。一颯」
「嘘…ごめんなさい!まさか、七夜さんだと思わなくてこんなラフな格好……
ちょっと待っててください!すぐ着替え━━━━━」
気づけば、七夜に抱き締められていた。
「ほんと、狡いなぁ…
どんどん、僕の心を奪ってく……」
「あの…七夜、さん…?」
「………その汚ねぇ腕…離せよ…!」
「え?颯天……なんで?」
「姉ちゃん、帰ろ?」
颯天の微笑みが、逆に恐ろしい。
「颯天、私今日七夜さ…一樹さんとお食事して帰るから、先帰って!」
「そうなんだ~」
「……うん…」
「━━━━━━って言うと思ってる?
言ったよね、俺は認めないって!」
「颯天…」
「颯天…くんだよね?君」
「あ?」
「僕は一樹 七夜。君の“お姉さん”のお見合い相手だよ。
よかったら、君も一緒に食事どう?
ここのレストラン…結構人気なんだよ?
三ツ星だしね!」
「あの、颯天に血が繋がってないことは言わないで下さい!そんなこと颯天が知ったら………
あと…颯天とのこと、町野くん達にも言わないでください!お願いします!!」
「大丈夫。わかってますよ」
他に客のいないレストランに颯天達三人だけでいる。
七夜の意向で町野達部下は、店の外に待機している。
「どうして、他にお客さんいないんですか?」
「ゆっくり一颯と颯天くんと話したかったから、少し貸し切りにしたんです」
「一颯を呼びすてにするな!」
颯天がテーブルをガン!!と蹴り言った。
「なぜ?
お姉さんは君のモノだから?」
七夜は特にビビることもなく、頬杖をついて颯天を見て言った。
「は?お前………!!」