禁忌は解禁される
バン━━━━━━!
「神龍組の奴等が、来たぞーー!」
「ヤベー!薬がバレ━━━━━
うぅ…あがっ!!」
「もう…バレてるよ……お兄ーさん…!」
颯天がこのパーティーの主催者らしき男性の頭を蹴りつけ、床に押し付けた。
「許し…て、下…さ……」
「うちの組は、薬…ご法度なんだよ……
てか、知ってんだろ…!」
「姫、危ないですから…ここから早く━━━━━
姫!?」
一颯は苦しみに顔を歪ませ、颯天の元へ足を進めた。
こんな残酷な颯天を見たことがなかった。
本当に颯太のように、なってしまっていた。
だから嫌なんだ。
こんな世界……
こんな冷たくて、残酷な世界。
「颯天!やめて!」
「あ?
━━━━━━!!!!
一颯……?なんで、こんなとこいんだよ!?」
「そんなことより、早く離してあげてよ!
その人、謝ってるでしょ?
颯天まで、こんな残酷なこと………」
「姫!?危ないですから、こちらへ」
「早く、帰れよ!!」
颯天も苦痛に歪む。
「だったら、颯天も一緒に━━━━━━」
「ふざけるな……」
ギッと睨まれ、颯天がこちらに来る。
そして、一颯の耳元へ顔を持っていき、
【早く帰らねぇと……今、ここで…犯すよ……】
と囁いた。
「……っつ…颯、天…」
「銀二!早く、姉ちゃん連れて帰れよ!!」
「はい!姫、早く……!」
「うん……」
足早に出ていく、一颯と銀二。
「姉ちゃん!」
「え?」
「帰ったら、覚えておいてね!
俺……絶対許さねぇから…!
姉ちゃんがここにいたこと」
フワッと笑っているのに、その笑顔がかなり不気味だった。
「神龍組の奴等が、来たぞーー!」
「ヤベー!薬がバレ━━━━━
うぅ…あがっ!!」
「もう…バレてるよ……お兄ーさん…!」
颯天がこのパーティーの主催者らしき男性の頭を蹴りつけ、床に押し付けた。
「許し…て、下…さ……」
「うちの組は、薬…ご法度なんだよ……
てか、知ってんだろ…!」
「姫、危ないですから…ここから早く━━━━━
姫!?」
一颯は苦しみに顔を歪ませ、颯天の元へ足を進めた。
こんな残酷な颯天を見たことがなかった。
本当に颯太のように、なってしまっていた。
だから嫌なんだ。
こんな世界……
こんな冷たくて、残酷な世界。
「颯天!やめて!」
「あ?
━━━━━━!!!!
一颯……?なんで、こんなとこいんだよ!?」
「そんなことより、早く離してあげてよ!
その人、謝ってるでしょ?
颯天まで、こんな残酷なこと………」
「姫!?危ないですから、こちらへ」
「早く、帰れよ!!」
颯天も苦痛に歪む。
「だったら、颯天も一緒に━━━━━━」
「ふざけるな……」
ギッと睨まれ、颯天がこちらに来る。
そして、一颯の耳元へ顔を持っていき、
【早く帰らねぇと……今、ここで…犯すよ……】
と囁いた。
「……っつ…颯、天…」
「銀二!早く、姉ちゃん連れて帰れよ!!」
「はい!姫、早く……!」
「うん……」
足早に出ていく、一颯と銀二。
「姉ちゃん!」
「え?」
「帰ったら、覚えておいてね!
俺……絶対許さねぇから…!
姉ちゃんがここにいたこと」
フワッと笑っているのに、その笑顔がかなり不気味だった。