オフィスの華(令和版)~若社長と秘書のHONEYなヒミツの関係~
考えこんでいると部長が私を呼んだ。

「私が代わるわ」と主任が私とコピー係を交代。
私は部長のデスクに歩み寄っていく。

「部長、お呼びでしょうか?」

「社長秘書の栗原さんから内線があって、社長が去年の決算報告書を閲覧したいようだ。今からそっちに向かうから…資料室への案内役を君に頼みたいそうだ」

「あ、はい…承知しました」

私はデスクに戻るとタイミング良く、栗原さんからの内線電話が鳴った。

「経理課フロア、染中です」

―――若林部長から訊いた?


「はい…訊きました…」

―――染中さん…社章バッジ落としただろ?

「はい…」

―――運悪く俺じゃなく、社長が拾ってしまって…華の正体をバラしてしまった。悪いけど…後はよろしく…


「えっ!?く、栗原さん!!?」

私はあたふたしていると経理課フロアに祐早斗様が現れた。






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