オフィスの華(令和版)~若社長と秘書のHONEYなヒミツの関係~
私は抵抗したけど、彼の本気の力には敵わなかった。
こんな大人のキスを初めて。
有澤先輩とのキスを思い出したけど、こんなにも激しく情熱的なキスではなかった。
キスの後。
私は陶然と彼を見つめる。
「俺をジッと見てるけど…もしかして…足りない?」
再び、私の顔に顔を近づけて来る彼の胸板を押して、顔を遠ざけた。
「寂しい反応だな…」
彼の熱い抱擁から解放されたけど、キスの熱はまだ冷めてなかった。
「君の素顔を知るのは俺と栗原だけか?」
「いえ…今田主任も知ってます…」
「三人か…栗原は余計だな…」
祐早斗様は顎を指で摘まんで考え込んだ。
「それよりも決算報告書…」
「そんなのは華か否か確認する為…栗原が考えた口実だ…」
なんとなくそうだろうとは思っていた。
「で、華はいつ…俺の秘書になるんだ?」
「え、あ…」
「華は源氏名…彼女の名前は美苑ですよ。社長」
こんな大人のキスを初めて。
有澤先輩とのキスを思い出したけど、こんなにも激しく情熱的なキスではなかった。
キスの後。
私は陶然と彼を見つめる。
「俺をジッと見てるけど…もしかして…足りない?」
再び、私の顔に顔を近づけて来る彼の胸板を押して、顔を遠ざけた。
「寂しい反応だな…」
彼の熱い抱擁から解放されたけど、キスの熱はまだ冷めてなかった。
「君の素顔を知るのは俺と栗原だけか?」
「いえ…今田主任も知ってます…」
「三人か…栗原は余計だな…」
祐早斗様は顎を指で摘まんで考え込んだ。
「それよりも決算報告書…」
「そんなのは華か否か確認する為…栗原が考えた口実だ…」
なんとなくそうだろうとは思っていた。
「で、華はいつ…俺の秘書になるんだ?」
「え、あ…」
「華は源氏名…彼女の名前は美苑ですよ。社長」