オフィスの華(令和版)~若社長と秘書のHONEYなヒミツの関係~
「遅くなってすいません」

と店内のミーティングの最中、謝罪しながら輪に入り込んでいった。

ミーティングを終え、他のホステスたちが待機室へと入っていく。
私は更衣室でドレスに着替える。

今夜も皆…私以外のホステスたちは気合が入っていた。
顔は笑顔を繕っているけど、心の中では互いにけん制し合っていた。

『泡沫』に来るお客様は社会的にステータスの高い人達ばかり。

社長、政治家、医者、そして父と同じ官僚。

そんな方々の愛人になれば、セレブな暮らしが待って居る。

皆、そんな暮らしを望んでいた。

私の母も愛人。父は既婚者で官僚。皆が憧れる愛人生活を長年に渡り、続けて来た。
でも、そんな母を一番近くで見ていた私は思った。愛人生活は楽じゃないと・・・


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