オフィスの華(令和版）～若社長と秘書のHONEYなヒミツの関係～

「あ、あの…！？」

「優しくする…」

祐早斗さんは私のカラダを乗り掛けて来た。
「そ、それよりも・・・先にシャワーを…」

彼は私の言葉を無視して、右耳を甘噛みして来る。
「ダメです…」
瞳が潤み、彼の顔が滲んで見えた。

「・・・分かった…シャワー浴びて来い」

祐早斗さんは私の潤んだ目を見て、カラダを起こした。

私はその場を逃げ切り、シャワーを借りた。念入りにカラダを洗う。

濡れた髪をしっかりと乾燥させて戻ると祐早斗さんはタキシード姿のまま眠っていた。

グッスリと寝息を立てて眠る姿は無防備だった。

布団の上で眠る彼を布団の中には潜りこませることは私一人の力では出来ず、そのまま放置。
でも、私は布団にもぐり、就寝した。