オフィスの華(令和版)~若社長と秘書のHONEYなヒミツの関係~
「起きろっ。美苑」

「んっ?」

私は一人で寝心地の良いベットで熟睡してしまった。

私を呼ぶ声と頬にかかった吐息で、目が覚める。

私は上半身ヌードの祐早斗さんの姿に悲鳴を上げて、カラダを起こし、枕でバリケードを作る。

「そう警戒すんなよ…」

「だって…だって、その恰好…」

「心配するな…下はちゃんとジャージとパンツ穿いてるぞ」

確かに下は穿いてるけど。

「上も何か着て下さい」

「はいはい…」
彼はそんな私を尻目に素肌に、長Tシャツを着こんだ。

「お前もさっさと着替えろっ…」

「って言われても…服が…」

「服?あ…」

「一旦部屋に帰らないと…」

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