オフィスの華(令和版)~若社長と秘書のHONEYなヒミツの関係~
銀座近くの高級マンションへと送迎して貰った。

「へぇー…此処が知可子ママとお前の部屋か…」
「待ってて、着替えて来るから…」

「お着がえ手伝おうか?」


「結構です」
「遠慮すんな…」

「祐早斗さん!?」

「そう向きに怒るな…」

私は彼をリビングに足止めして、自室に入って祐早斗さんと同じジーンズを穿いた。

トップは赤と白のボーダーのカットソーを着て、上は紺のパーカーを羽織った。

「お待たせしました…」

リビングに行くと母が店から帰宅していた。

「これは一体どういうコト?美苑」

「え、あ…」

「もしかして…祐早斗様と付き合ってるの?美苑」

母には全く祐早斗さんとのお付き合いも、秘書に就いたコトも話していない。

「知可子ママ、俺は真剣に美苑さんとお付き合いしています…将来は…」

「…美苑貴方には黙っていたけど…許婚が居るの…」

「!!?」

私と祐早斗さんは言葉を失った。

「だから…美苑貴方はその人と結婚なさい…相馬社長とは別れて頂戴!!!」

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