オフィスの華(令和版)~若社長と秘書のHONEYなヒミツの関係~
俺はソファから立ち上がって上唇を噛み締める。

親父は何も言わず胸痛が収まるのを待った。

栗原も親父に寄り添い、症状の軽減を待つ。

「栗原お前は一体誰の味方だ?金さえ貰えば…平気で寝返るのか?」

「友永さん、会長をお願いします。後三分経って、症状が軽減しない場合はもう一錠。薬を飲ませてください」

「分かりました…」

「行きますよ…社長」

「あぁ」

俺と栗原は社長室に戻った。

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