オフィスの華(令和版)~若社長と秘書のHONEYなヒミツの関係~
「親父も仕事が忙しく、俺もまだ小さかったから…母のカラダの異変に気付いてあげられなかった。異変に気付き、病院に行った時は既に遅くて…乳癌の末期で、余命半年と言われた…製薬会社なのに…母の命を救えなかった…親父は凄く泣いていた…自分が殺したと」
祐早斗さんの瞳にも涙が滲む。
「俺と親父と母さんは社内恋愛だったんだ。
でも、その当時から社内恋愛は禁止の我が社。亡くなったお爺さんにバレて、親父は北海道の富良野工場に飛ばされた。地元の人間でも富良野の寒さは耐えられない極寒だ。
都会の育ちの二人には耐えられなかったと思う。
俺は富良野で生まれて…母が亡くなる七歳まで…そこで過ごした」
「だから、ウチの慰安旅行は毎年決まって…北海道なんですね」
「そうだな…」
でも、毎年同じだから…北海道には飽きているらしいけど。
祐早斗さんの瞳にも涙が滲む。
「俺と親父と母さんは社内恋愛だったんだ。
でも、その当時から社内恋愛は禁止の我が社。亡くなったお爺さんにバレて、親父は北海道の富良野工場に飛ばされた。地元の人間でも富良野の寒さは耐えられない極寒だ。
都会の育ちの二人には耐えられなかったと思う。
俺は富良野で生まれて…母が亡くなる七歳まで…そこで過ごした」
「だから、ウチの慰安旅行は毎年決まって…北海道なんですね」
「そうだな…」
でも、毎年同じだから…北海道には飽きているらしいけど。