オフィスの華(令和版)~若社長と秘書のHONEYなヒミツの関係~
俺の所見が正しく、彼の所見は誤りだった。
患者はその後、意識不明となり、重篤な症状に陥る。
患者の急変に戸惑い、全身を震わせる相馬先生を他所に、俺は処置に当たった。
何とか、重篤な事態を回避できたけど、医局内では大問題になった。
「俺の制止を訊かず…栗原先生が…投与を指示しました…」
「それは貴方でしょ!!相馬先生!!!」
循環器内科医局では査問会が開かれる。
その厳粛な空気の中、平然と相馬先生は嘘を付き、己のミスを俺に擦り付けた。
俺も反論した。
査問会に呼ばれたのはその場で俺達と一緒に処置を行った看護師の木村さん。
俺は彼女が真実を教授たちに説明してくれると信じた。
「私は栗原先生の指示に従い、投与しました」
俺の隣に腰を据えていた相馬先生は誇らしげに笑い、俺を不敵に見つめる。
俺は一週間の謹慎処分、三ヵ月減給処分を受けた。
処分自体は生易しかったが、復帰した俺には医局内での居場所がなくなっていた。
患者はその後、意識不明となり、重篤な症状に陥る。
患者の急変に戸惑い、全身を震わせる相馬先生を他所に、俺は処置に当たった。
何とか、重篤な事態を回避できたけど、医局内では大問題になった。
「俺の制止を訊かず…栗原先生が…投与を指示しました…」
「それは貴方でしょ!!相馬先生!!!」
循環器内科医局では査問会が開かれる。
その厳粛な空気の中、平然と相馬先生は嘘を付き、己のミスを俺に擦り付けた。
俺も反論した。
査問会に呼ばれたのはその場で俺達と一緒に処置を行った看護師の木村さん。
俺は彼女が真実を教授たちに説明してくれると信じた。
「私は栗原先生の指示に従い、投与しました」
俺の隣に腰を据えていた相馬先生は誇らしげに笑い、俺を不敵に見つめる。
俺は一週間の謹慎処分、三ヵ月減給処分を受けた。
処分自体は生易しかったが、復帰した俺には医局内での居場所がなくなっていた。