オフィスの華(令和版)~若社長と秘書のHONEYなヒミツの関係~
「新社長。社長室に案内します」
「あぁ」
親父は面倒なコトを栗原に全部任せて行ってしまった。
彼が扉を開けて俺を社長室に案内する。
全面硝子張りの社長室。
朝の優しい陽光が降り注ぎ、開放感溢れる空間が広がる。
目の間に見える都会のビル群。
シンガポールの支社のビルから見下ろす街並みも良かったが、東京の街もいいな。
「そんなところに突っ立ってないで…早く椅子にお座り下さい」
「あぁ」
栗原は落ち着いた様子で俺に社長の椅子に座るよう促した。
俺はツカツカと歩み寄り、昨日まで親父が腰を据えていた社長の椅子に腰を下ろす。
会長のお爺さんが亡くなって半年。それまでは親父が会長と社長を兼任していた。
俺はいつ、お呼びがかかるのかと待っていた。
「あぁ」
親父は面倒なコトを栗原に全部任せて行ってしまった。
彼が扉を開けて俺を社長室に案内する。
全面硝子張りの社長室。
朝の優しい陽光が降り注ぎ、開放感溢れる空間が広がる。
目の間に見える都会のビル群。
シンガポールの支社のビルから見下ろす街並みも良かったが、東京の街もいいな。
「そんなところに突っ立ってないで…早く椅子にお座り下さい」
「あぁ」
栗原は落ち着いた様子で俺に社長の椅子に座るよう促した。
俺はツカツカと歩み寄り、昨日まで親父が腰を据えていた社長の椅子に腰を下ろす。
会長のお爺さんが亡くなって半年。それまでは親父が会長と社長を兼任していた。
俺はいつ、お呼びがかかるのかと待っていた。