オフィスの華(令和版)~若社長と秘書のHONEYなヒミツの関係~
「華さんにはちゃんと連絡するようにお伝えしたのに…連絡ありませんか?」

「ない…お前…華に会ったのか?」

「え、あ…まぁ」

栗原は言葉を濁す。

「会ったなら、連絡先訊いておいてくれたらいいのに…」
俺は栗原を責めた。

「そう言われても…彼女はモテるから…」

「そっか、ライバルが居るのか…」

華は超美人ホステスだ。
純情な振りをして実は…連絡先を教えなかったのも…彼女のやり方かもしれない。
俺は上手く騙されたのかも。

「ライバルがいた方が張り合いあるでしょ?社長」

「・・・張り合いはあるけど…」

俺は足を組みかえ、考え込んだ。

赤信号で一旦停止。

「これが…マンションの間取りです」

栗原が俺に不動産会社から貰った間取りのコピーを渡す。
「サンキュー」




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