オフィスの華(令和版)~若社長と秘書のHONEYなヒミツの関係~
「俺はアイツのせいで殺されかけた・・・」
更に不穏な言葉を紡ぐ濱部社長。
もしかして、俺は相当ヤバい男を秘書に付けてるのか?
「…でも、俺に間違われ、ボコられた貴方の怪我の手当ては俺がしました…償いはしたつもりですが…やはり…一千万円の件で俺を恨んでいるようですね…」
「…一千万ってなんだ?栗原」
「・・・俺が濱部社長のお金を勝手に世話になった養護施設に寄付したんです…」
「寄付?初耳だぞ…俺の金で自分の借金を返済したんじゃないのか?」
「違いますよ…寄付したんです…貴方の寄付のおかげで…老朽化した施設の建物の建て替えるコトができました。子供たち皆は貴方に感謝していますよ。俺が子供たちに代わり、お礼申し上げます」
栗原の子供たちって…同じ施設にお世話になっている身寄りのない子供たちのコトだったのか…
「朝からいい話を訊いたぞ。栗原」