ポエム集1「木漏れ日の朝日」

「柔らかな日差し」

大した事ないなって胸をなでおろす
緊張で張り詰めていた朝の交通渋滞

心なしか君の浮かない顔が
ぼやけた視界を鈍らした

雨っていつも予定を遅らせるから嫌いだ
そっと笑って君は改札の奥に紛れていった

電子音が最後になり君を送ったあとの
ただの誰でもない余韻

娘の成長が嬉しい私は果報者

今日はどんな顔して帰ってくるのやら
嫌われたくないけれど知らんぷり

「プラス柔君」

もずくが大好きだった君
それなのに食べすぎて
君を嫌おうとする我儘
眠い目をいくら擦っても

未来図の中身が従わせる
ペンよりも強い約束の地図

立ち寄りながらも嫌って
物凄く変になろうとしていた


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