【完結】イケメンモデルの幼なじみと、秘密の同居生活、はじめました。
モデルのお支度
「今日、頼んだのがこいつです。方野 美波っていいます」
「よ、よろしくお願いしますっ!」
北斗の横に立って、北斗に促されて、美波は勢いよくおじぎをした。
その前には北斗のマネージャーの女性と、それから今日のヘアメイクさんという女性が立っている。
本当に今日、写真、撮られちゃうんだ。
【スターライト ティーンズ】に載っちゃうんだ……。
実感してきて、心臓がばくばくしてたまらない。昨夜もよく眠れなかったというのに。
「方野さん、今日はよろしくお願いします」
マネージャーの女性、戸成(となり)さんというそうだが、にこっと笑って小さくおじぎをしてくれた。美波を安心させてくれるような笑みで、美波はちょっとだけ、ほっとした。
「悪いですね、向坂さんのスケジュールが急に変更になるなんて……」
でも言われたことにはどきっとしてしまった。
聖羅の話題に反応してしまって。
でも北斗なのか、それとも聖羅のほうからなのかはわからないが、本当の理由は言わなかったようだ。単にスケジュールの変更、ということになっているらしい。
確かに、告白とかそういうことは個人的なことだ。それを理由にするのも良くないのかもしれない。
でもスケジュール変更というのはたまにあるらしく、戸成さんはなにか、今日の予定が書いてあるらしいタブレットを見ながら、なにもおかしな様子ではなかった。
「じゃ、これから簡単にヘアセットをして撮影に向かいます。方野さんのシーンはふたつですね」
「はいっ!」
事前に聞かされていたことだ。美波はそのまま返事をした。
「よ、よろしくお願いしますっ!」
北斗の横に立って、北斗に促されて、美波は勢いよくおじぎをした。
その前には北斗のマネージャーの女性と、それから今日のヘアメイクさんという女性が立っている。
本当に今日、写真、撮られちゃうんだ。
【スターライト ティーンズ】に載っちゃうんだ……。
実感してきて、心臓がばくばくしてたまらない。昨夜もよく眠れなかったというのに。
「方野さん、今日はよろしくお願いします」
マネージャーの女性、戸成(となり)さんというそうだが、にこっと笑って小さくおじぎをしてくれた。美波を安心させてくれるような笑みで、美波はちょっとだけ、ほっとした。
「悪いですね、向坂さんのスケジュールが急に変更になるなんて……」
でも言われたことにはどきっとしてしまった。
聖羅の話題に反応してしまって。
でも北斗なのか、それとも聖羅のほうからなのかはわからないが、本当の理由は言わなかったようだ。単にスケジュールの変更、ということになっているらしい。
確かに、告白とかそういうことは個人的なことだ。それを理由にするのも良くないのかもしれない。
でもスケジュール変更というのはたまにあるらしく、戸成さんはなにか、今日の予定が書いてあるらしいタブレットを見ながら、なにもおかしな様子ではなかった。
「じゃ、これから簡単にヘアセットをして撮影に向かいます。方野さんのシーンはふたつですね」
「はいっ!」
事前に聞かされていたことだ。美波はそのまま返事をした。