元勇者、ワケあり魔王に懐かれまして。
おとなしく手を繋いでいればいいものを、シュクルは意外に落ち着きがない。ティアリーゼの身体を好きなように撫で回し、その感触を確かめる。
「潰してしまいそうだ」
「わかったから、もう……」
「なんだ、これは」
「下着を引っ張らないで!」
危うく下着を奪われそうになり、慌てていたずらな手を止める。
困るのはシュクルになんの色めいた雰囲気もないことだった。
触れても大丈夫だとわかったからか、単純にこの触れ合いを喜び、楽しんでいる。
いっそ下心でもあった方がまだ拒みやすいのに、あまりにも動機が純粋すぎてティアリーゼも今一歩拒み切れない。
「潰してしまいそうだ」
「わかったから、もう……」
「なんだ、これは」
「下着を引っ張らないで!」
危うく下着を奪われそうになり、慌てていたずらな手を止める。
困るのはシュクルになんの色めいた雰囲気もないことだった。
触れても大丈夫だとわかったからか、単純にこの触れ合いを喜び、楽しんでいる。
いっそ下心でもあった方がまだ拒みやすいのに、あまりにも動機が純粋すぎてティアリーゼも今一歩拒み切れない。