キミのためならいくらでも!!【完】
[放課後]


「あ、蒼ー、ノート貸してー。」

『ノート?』

「そ、ノート。そろそろ試験近いから、コピーさせて、」


SHRが終わってすぐ

美海は蒼の席に小走りで駆け寄って

お願い、と両手を合わせた。


「あー!美海抜け駆けずるいー!光希も欲しいー!」

「光希は樹がいるでしょーが!」

『…俺人に教えられるほど成績良くないよ?俺もついでだから貰おうかな、』


樹が言うと

お前らなぁ、と蒼は苦笑して言った。

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