キミのためならいくらでも!!【完】
『………あいつのこと、お前らが嫌う理由がねぇだろ、』


俺が言うと

そりゃあ飛雅のお気に入りだもん、と

湊は苦笑しながら言った。


『今度のコンサートさ、呼んであげなよ、天使ちゃん。』

『呼ぶっつーか、天羽なら自分でチケット取るだろ、』

『違う違うー!関係者席に呼んであげなって言ってんのー、』


僕ら誰も呼んだことないけど、いっつも誰か呼ぶ人いるか聞かれるでしょ?

湊は鈍いなぁと言わんばかりの

呆れ顔で俺に言った。
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