キミのためならいくらでも!!【完】
『今回は、チケット取らなくていーから。』

「えっ…?で、でも私、絶対コンサート行きたいですっ…、」

『あー、だから、こっちで席押さえとくって言ってんの。』


一瞬、言葉の意味がわからなくて

何も言えずに固まっていると

もしもし?と染夜くんの声がした。


「せ、せせ、席押さえとくって…、」

『とびきりステージに近い席用意するから、期待して?』


近くにいてくんねーと俺らも見えねぇし、と

染夜くんは笑った。
< 209 / 942 >

この作品をシェア

pagetop