キミのためならいくらでも!!【完】
『んじゃあ、また連絡するから。』

「はいっ、」

『ちゃんと寝ろよ?…おやすみ、』


おやすみなさい、と私が言うと

3秒間の沈黙があったあと、電話が切れた。


「……"おやすみ"だってっ…///」


数ヶ月前の私は

染夜くんから夜電話で、おやすみを言われる日を想像出来ただろうか。

私は、スマホに残った通話記録を見つめながら

ベッドに寝転んだ。

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