キミのためならいくらでも!!【完】
『んなに心配しなくても、俺らはそんな簡単に壊れねーよ、』


染夜くんはそう言って

ぽんぽん、と私の頭を撫でた。


『………でも、ありがとうな。』

「は、はいっ…///」


至近距離で

まっすぐ目を見つめられて言われた

"ありがとう"の破壊力はすごくて。

私は思わず、目を逸らした。


『打ち上げ、天羽も来いよ。そのあとちゃんと家まで送るから、』


染夜くんにそう言われてしまったら

申し訳なさよりやっぱり嬉しい気持ちの方が強くて

私はこくん、と頷いた。
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