キミのためならいくらでも!!【完】
[数時間後]


「き、今日はありがとうございましたっ…、」


打ち上げが終わって

外はもうすっかり夜になっていて。

私は染夜くんに、アパートの前まで送ってもらっていた。


『それは俺のセリフ。スタッフばっかりだったから疲れたろ?』

「いえっ、皆さんすごくいい方ばっかりでした、」


親切にしてもらって、と私が言うと

そんならよかった、と染夜くんは笑った。


「そ、それよりよかったんですか、マネージャーさんから車借りてきちゃって…、」

『大丈夫大丈夫、事務所にもう1台あるから。』

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