キミのためならいくらでも!!【完】
今日はもうこのまま俺が乗って帰るし、と染夜くんは言って

おやすみ、と私に手を振った。


「お、おやすみなさいっ、」

『……あ、家着いたら電話かけてもいい?』

「で、電話ですか?」

『俺今日のコンサートの感想聞けてねぇし、』


私が頷くと

じゃあまた電話する、と染夜くんは言って

車を発車させた。

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