キミのためならいくらでも!!【完】
「………顔が熱い、」


自分の頬を手で触ると

熱をもったように熱くなっているのがわかって

染夜くんの車が見えなくなるまで

その場から動けなかった。


「……なんであんなに、優しい顔するんだろ。」


私はファンで、染夜くんは私の推しで

その関係は今も変わらないはずなのに

あまりにも私を見る染夜くんの目は優しくて

私はたまに勘違いしそうになるんだ。
< 294 / 942 >

この作品をシェア

pagetop