キミのためならいくらでも!!【完】
「………美味しいですか…?///」

『うん、今まで食った中で1番美味いわ、』


そう言った染夜くんの表情は見えなくて

そっと横から顔を覗き込むと

見んなよ、と手のひらで目元を覆われた。


「なっ、ずるいです、染夜くんだっていっつも私の顔覗き込むくせにっ…、」

『七瀬のはいーんだよ、可愛いから、』

「そ、染夜くんだってかっこいいですっ…!」


はぁー、とため息をつきながら顔を上げた染夜くんの表情は

いつもと変わらなくかっこいいままで

ずるいです、と私はもう一度呟いた。
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