キミのためならいくらでも!!【完】
『俺からしたら、七瀬のほうがずるいけどなぁー、』

「なっ、そんなことないですっ、」

『ふっ…、ほんとに、』


お前には敵わないな、と笑った染夜くんの顔が

もう少しで鼻が触れるんじゃないかってくらい近づいてきて

私は思わずぎゅっと目を閉じた。


「………?」

『キス、されるかと思った?』

「っ…!///」


染夜くんはこつん、と私のおでこに

おでこをぶつけて

まあそーいうのはおいおいな、と苦笑した。

< 423 / 942 >

この作品をシェア

pagetop