キミのためならいくらでも!!【完】
キミと私の秘密な関係。
[数ヶ月後]


染夜くんと付き合い始めてから約2ヶ月。

相変わらずnovaの人気はうなぎ登りで

それでも染夜くんは、オフの度に私のことを学校まで迎えにきてくれる。


「あっ、七瀬、今日は裏門?」

「あ…、うんっ、」


私が頷くと

甲斐甲斐しい彼氏だねー、と美海は笑った。


『七瀬、おかえり。』


裏門にとまっている黒い車に近づくと

窓ガラスが少しだけ下がって

染夜くんの声が聞こえた。
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