キミのためならいくらでも!!【完】
『っと、悪い、電話だ、』

「あっ、私、後ろ行きましょうか、」

『そんな気ぃ遣わなくても大丈夫だっての、』


ちょっと待っててな、と染夜くんは苦笑して

ぴ、も通話ボタンを押した。


『もしもし?…え、今から?んなの事務所にもあんだろ…、』


どうやら電話の相手は夜久くんらしく

染夜くんは終始少し険しそうな顔をしながらも

はいはいわかった、10分後な、と言って電話を切った。


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