キミのためならいくらでも!!【完】
「と、トラブルですか…?」

『いや?なんか、この前のレコーディングしたデモ音源のデータが欲しいんだとさ、』


そんなもん事務所にもあるだろーに、と染夜くんは苦笑いして

待たせたな、と私の頭を撫でた。


『後10分くらいで来るらしいから、途中ちょっと騒がしくなるだろうけど…、』

「そ、そんな、私は全然大丈夫です、」


私が言うと

んじゃあ上がるか、と染夜くんは車から降りた。

< 434 / 942 >

この作品をシェア

pagetop