キミのためならいくらでも!!【完】
「七瀬なんか寝不足ー?」

「えっ、クマできてる?」

「んー、そーゆうわけじゃないけど、なんか顔色悪いよ。」


ほらこれ飲みなー、と美海は私にパックの野菜ジュースを手渡した。


「昨日も1日中バイトだったから…、そのせいかも。」


春休みの間に稼がないと、と

ちょっと無理して予定を詰めすぎたのかもしれない。


「今年も情熱的だねぇ、染夜飛雅への愛が。」

「だって大好きなんだもん。」


彼は私の力の源なの、と私が言うと

でも無理はし過ぎないでね、と美海は苦笑した。

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