キミのためならいくらでも!!【完】
「………やっぱり、少しずつ特定されてるんですかね…、」

『んー…、まぁ、顔ははっきり写ってないにせよ、写真も出ちゃってるからなぁ、』


怖いよな、と私の頭を優しく撫でてくれる飛雅くんに

そうじゃなくて、と私は言葉を続けた。


「わっ、私は、大丈夫なんですけど、その、友達とか、皆さんにまで何かあったらと思うと怖くて…、」

『ったく…、こんな時まで周りの心配してんじゃねーよ、』


俺が護りたいのは七瀬なんだけど?と

飛雅くんは私を見つめて

ちゅ、とおでこにキスをした。
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