キミのためならいくらでも!!【完】
「行ってきまーす、と。」


アパートから出ると

その瞬間に、おはよ、と美海の声がした。


「今日もまた疲れてんねー。」

「うん。今週は、土日絶対休みたいから…、」

「あーー、今週だっけ、イベント。」


美海の言葉に

うん、と私は頷いた。


「もうね、疲れとかどうでもよくなるくらい楽しみ。」


私が言うと

七瀬ってほんとにいい顔するよね、染夜飛雅の話するとき、と

美海は苦笑した。


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