キミのためならいくらでも!!【完】
「っと、ただいまー。」

「お、お邪魔します…。うわ、相変わらず広い家だね…、」

「荷物その辺置いといて大丈夫だよ。とりあえずお茶でも飲む?」

「う、うん、ありがと。」


ぎこちなくソファに座った美海は

落ち着かないと言わんばかりに

まわりをキョロキョロしていた。


「あっ、電話…、」


ポケットの中で震えたスマホのディスプレイには

”飛雅くん”の文字が映し出されていた。
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