だけど本当は、きみが最初で最後の恋
saltcoat 4 ⋆ 午後のワガママは聴いてあげる
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「感慨深いかも」
「何年も見守ってきた片想いたちのかたちが変わってくことが?」
「…うん」
「これからは…弥生くんも変わっていかなきゃいけないのかもね」
わたしには話せないことも、
ずっと近くにいた彼には話せること、
たくさんあったと思う。
その度にちょっと淋しい思いをした
不毛な片想いのことを
あの子が知ったらきっと悲しむから
だから、わたしだけが知っていたい。なんて、思う。
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