【Short】私の大好きなセンパイへ


センパイのマンションの前で少し息を整える私。

通いなれた道をいつも全力で走っていく。


インターホンを鳴らすと、少ししてからセンパイがドアを開けてくれる。


「どーぞ」


「お邪魔しまぁす」


綺麗に整えられた部屋のはしっこで

私は遠慮がちに正座した。


ふわっと後ろからセンパイの香りがしたと思ったら、センパイが私に抱きついていた。


< 3 / 19 >

この作品をシェア

pagetop