君じゃなきゃ。


「健人の意地悪……!」


メールを送信したばかりの携帯を睨みつける。


それでも先輩のことを突っ込まれなかったことに少しだけホッとしていた。


健人からどんな返事がくるだろう。

今度こそ、自分のしたことについて謝ってくれるだろうか。



♪~♪~♪~……


送信して2分後くらい。

携帯が電話の着信を告げた。


「あれ……?」


画面を確認すると、健人の名前が表示されていた。


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