君じゃなきゃ。


あまり気持ちを表に出さないように見えて、たまに見せる先輩の素直な気持ち。


そういうのはくすぐったくて翻弄される。


「な!何言ってるんですか先輩!」


顔を赤くしつつパソコンに向かっていると、課の人があたしを呼びに来た。



「相川さん、お客さん」

「え?あたしに?」

「うん、営業部の……」



え!?もしかしてまた健人!?



「可愛い子!メグミちゃん?だっけ?」



……メグミ!?


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