君じゃなきゃ。


「かっこいいとは前から言ってたよ~。でも彼氏にはしたくないなぁなんて思ってたけど。でも今はアリかな」


言いながらメグミは頬を赤らめて、ふんわりと巻いた髪をいじっている。


「あれ?どうしたの?その心境の変化……もしかして!?」

「彼氏とちゃんと……仲直りしたよ」


そっか。

そういう変化が。


いつもは強気なメグミが顔を赤くして照れている姿は見ていて可愛い。


「どうやって仲直りしたの?」

「銀ちゃんのね……お店に行ったの」

「銀太さんが経営してる居酒屋?」


行きたいと思いつつまだ一度も行けてないところだ。


< 331 / 357 >

この作品をシェア

pagetop