残雨に映る星影に哭く


 夢を見た。

 夢の中の私は、幸せそうに笑っていて。


隣りの“彼”も、幸せそうに笑っていて。



そんな幸せな夢。



 ふと、彼が私を抱き締めて、耳元で何かを言った。



 「え?なんて言ったの??」


 私はよく聞こえなくて、聞き返した。




 彼は少し笑ってから、満面の笑みで
 
 





「お前のせいだよ」







 こう言った。



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