満月鏡
夢の跡
花弁は風で舞い上がりそのまま空へと散ってゆく。



満月鏡の傍らにはもう誰もいない。そう、確かにそこにいたはずの――少女が。



少女がいたことを示すものはなにもない。そう、なにも…………。
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