羽柴弁護士の愛はいろいろと重すぎるので返品したい。【番外編 2021.5.9 UP】
その日、最低限の荷物を積んで先輩の家に逆戻りして、先輩の家について荷解きした。
今日はいろいろ聞いて頭が混乱してる。
でも、本当に父は大丈夫なのだろうか。
そんなことを思っていると、先輩は私を後ろから抱きしめた。
「みゆ? お父さんは、大丈夫だよ。あの人、ああ見えて確か剣道日本一……」
最後の方は聞こえにくかった。
「え? なんて?」
「いや、なんでもない。きっと大丈夫だから」
「……うん」
先輩は、なんでいつも私の考えていることがわかるんだろう。
でも、その日も一緒に先輩と寝て、少しずつ落ち着いてきている自分に気づいた。